実は若い女性に多い!?「痔」ってどんな病気なの?
「痔」という病気を聞いたことがあると思います。何となく恥ずかしいイメージがあって人に言うことはないと思いますが、痔は若い世代の女性に増えているそうです。
原因としては、さまざまなものがあります。朝食を抜いたり、激辛やアルコールが好きだったり、便秘、ダイエット、妊娠、出産など、他にもさまざまな原因によって起こることがあります。
もし「もしかして……」と思い当たる節がある方は、きちんと向き合っていくことが大切です。そこで今回は、「痔」がどういう病気か知っていきましょう。
若い女性に多い切れ痔について
痔には、大きく分けて3つのタイプがあります。それは「切れ痔」「いぼ痔」「痔ろう」です。若い女性に多いと言われているのが切れ痔です。肛門部部分の皮膚が切れたり避けたりして傷になっている状態を指します。
出血や痛みが伴うこともありますが、ひどくなるとポリープや突起などができます。便秘が原因で起こることが多いため、食物繊維や乳酸菌を摂取して便通を良くしましょう。
いぼ痔について
いぼ痔は、細い静脈が密集している「アナル・クッション」の血流が滞りうっ血することで、一部が腫れ血栓ができた状態のことを指します。
肛門の中にできるものを内痔核、外にできるものを外痔核と呼びます。出血や痛みが伴います。内痔核に関しては重症化すると脱出することもあります。
痔ろうについて
痔ろうは、下痢などによって大腸菌が肛門陰窩から肛門腺に入り感染を起こします。肛門周辺が腫れ、膿が溜まると肛門周囲膿瘍になります。
その溜まった膿を排泄するために肛門内外に通る膿の管(ろう管)ができ、その出口に穴が空くことで痔ろうになります。激しい痛みを伴うだけでなく高熱がでます。きちんと病院で治療を受けないと再発する可能性があります。
こんな症状を感じたら要注意
- 排便時に激痛を感じる
- 排便後も痛みの余韻がある
- 肛門が腫れてズキズキする
- 排便時以外でも座ると痛む
- 肛門に痛みがあり発熱もある
こういった症状がある場合、いずれかの痔を発症している可能性があります。出血があれば、可能性はさらに高くなるでしょう。かかりつけのクリニックで見てもらいましょう。
まとめ
今回は、若い女性に増えていると言われている「痔」についてお話しました。「私に限ってそんなこと……」と思っていても、実は痔になっている可能性は大いにあります。
便秘がちの方や最近肛門が痛む、出血があるといった方は、一度病院にいった方がいいかもしれません。
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